Soraの大人さんぽ/佐原のまちで“歩く意味”を見つける旅

ちょこ旅

こんにちは、Soraです。
今回は、以前行った千葉県香取市・佐原の町をご紹介します。
江戸時代の風情を残すこの町には、「日本地図の父」とも呼ばれる伊能忠敬の足跡が今も息づいています。


🎬 映画『大河への道』がきっかけに

ある日、中井貴一さん主演の映画『大河への道』を観たのが、佐原を訪れるきっかけになりました。
歴史の授業で名前を聞いた程度だった伊能忠敬という人物が、実は「50歳を過ぎてから」全国を歩き、日本地図をつくったと知り、心を揺さぶられたのです。


👣 佐原駅から、伊能忠敬の足跡へ

佐原駅を降りると、まず出迎えてくれたのは、昔ながらの木造の駅舎。
駅前のマンホールには、地元を訪れたポケモンが描かれていて、ちょっとした遊び心も感じられます。

町を歩くと、伊能忠敬の銅像や記念館が点在しており、彼の測量の旅を思わせるエピソードがそこここに。
そしてなんと、その生家がリノベーションされてホテルになっていると知り、そこに宿泊することにしました。


🏠 「町に泊まる」という贅沢『佐原商家町ホテルNIPPONIA』

私が泊まったのは「佐原商家町ホテルNIPPONIA」。
かつての穀倉や酒蔵を改装した建物は、古さと新しさが絶妙に調和した空間で、木のぬくもりに包まれながら、静かに流れる時間を楽しむことができました。

特に印象に残っているのは、部屋から聞こえる小野川のせせらぎ。
この川沿いには江戸情緒あふれる町並みが残っていて、日中はもちろん、夜のライトアップもとても美しかったです。


🦢 自然のリアルな姿に触れて

小野川を船頭さん付きの船で巡った際、ある場面に出会いました。
白鳥のオス同士が、縄張りを巡って激しく争っていたのです。
船頭さんによると、「どちらかが命を落とすまで続く」とのこと。

また、岸辺では卵を温めるメスの姿もありました。
もう孵化の時期は過ぎているはずだと聞きつつ、それでも世話を続ける姿に胸を打たれました。
私たち人間ができることは限られていて、むしろ「何かしてあげたい」と思う気持ちさえ、どこか傲慢なのかもしれません。


🌿 佐原で感じた、これからの私へ

佐原の町は、静かだけれど芯があり、歩いていると自分の内側にある何かと対話しているような感覚になります。
そして、伊能忠敬のように「何歳からでも、新しいことに挑戦できる」ことを、この町が教えてくれました。

旅を終えて感じたのは、「ただの観光」ではない時間だったということ。
それは、地図では測れない“心の座標”を見つけるような、そんな旅でした。


🔚 おわりに

50代を超えた今だからこそ、「歩くこと」「見つけること」「感じること」のすべてが、何よりの贅沢だと思えるようになりました。
次はどんな風景が待っているのでしょうか。
また歩いて、見つけていきたいと思います。


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